リウカ

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アイヌ語で自然かんさつ図鑑

エゾヤマザクラ

アイヌ語 / 語源

  • 【アイヌ語名】カリンパニ/karimpani【日本語名】エゾヤマザクラ

アイヌ文化

生活

タシロ(山刀)やマキリ(小刀)のさやを補強する材として、サクラの樹皮を巻き付けました(帯広・本別)。
 また、このサクラの皮はトクサを使ってみがくとツヤが出るといわれ、みがいてから使ったそうです(本別)。

自然観察

バラ科の高木で、十勝地方では5月上旬に咲き始め、7月には結実します。この果実は鳥類のほかにエゾリスがよく食べます。
サクラだけの林をつくることはほとんどなく、やや乾燥した自然林にほかの木に混じって点々と生育します。公園では必ずしも生育適地ではない場合もあり、木が弱って樹洞(じゅどう)ができやすくなり、シジュウカラなどの鳥類、モモンガやコウモリなどのほ乳類のすみかになります。