Obihiro Centennial City Museum

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マレㇰ(marek)
[突き鈎]

マレㇰ(小型)
サクラマス
カムイチェㇷ゚(サケ) さけのふるさと千歳水族館
マレㇰでサケをとるようす
マレㇰ

()きかぎ。川漁の道具。(かぎ)状に曲がった(もり)先が魚にささると(もり)先自体が台木からはずれて魚がぶら下がる。サケなどの大きな魚を(かぎ)先を(いた)めずに短時間で楽に引き上げることができる。

アイヌ語用例

アイヌ語

マレㇰ アニ チェㇷ゚ クチウ アクㇲ イイソネカ エオㇰ テㇰ クヤンケ エアㇱカイ。

marek ani cep ku-ciw akus iisoneka eok tek ku-yanke easkay.

私が魚鉤で魚を突いたところ、幸いにも魚に引っかかって岸に上げることができました。
【本別・沢井トメノ氏 『アイヌ語十勝方言例文集1』 p.37】