アイヌ語名:サロルンカムイsarorunkamuy  日本語名:タンチョウ
サラ-オロ-ウン-カムイ 意味「アシ原内にいる神」

下:サロルンリムセ(ツルの舞い)
(帯広カムイトウウポポ保存会)
アイヌ文化
大形の鳥ですが、昔は捕ることも食べることもしなかったようです。本別では位の高い神とされていました。
各地の古式舞踊のなかにもツルをモチーフにした踊りが伝えられていて、帯広カムイトウウポポ保存会では、サロルンリムセというツルの舞踊が伝承されています。
<伝承>
ツルとクマは仲が悪いといい、昔は帯広に「クマとツルの争い」の曲をムックルで奏でるフチ(おばあさん)がいたそうです(更科・帯広)。
自然
日本で繁殖する唯一のツル科鳥類で、特別天然記念物です。
翼を広げると2.4mにもなり、日本最大の鳥類といえます。明治に絶滅したと思われましたが、昭和27年に33羽が再発見され、保護対策の結果、全道で約800羽以上が生息しています。
湿原に営巣し、本来はドジョウ類やトゲウオ類などの小魚を食べますが、秋は刈り取り後のデントコーンをひろって食べるために畑に現れます。個体数が増加しているのに、自然の生息環境の改善が追いつかないのが今後の保護の課題といわれています。
漢字で丹頂と書きますが、頭の紅い部分から名付けられています。この部分は羽毛ではなく「とさか」で、興奮すると大きくなります。
つがいで大きな振り付けのディスプレイを舞うことはよく知られています。