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帯広百年記念館 アイヌ民族文化情報センター
イオルってなに?
   
アイヌの伝統的生活空間「イオル」の再生
〜 十勝にもアイヌ文化を伝承し、育てていくための場所を 〜

   
イオルってなに?
 かつて、アイヌの人たちは、川や海の近くにコタン(コタンは「村」の意味)をつくって、暮らしていました。そこでは、食料や衣服、家の材料など生活に必要なものの多くをコタンの周囲に広がる大自然から得ていました。
 そのコタンのまわりに広がる、動物の捕獲や、植物採集をする場所のことをイオルといいました。つまり、イオルは、人々が暮らすためのさまざまな材料を得る場所のことです。
 
イオルの再生ってなに?
カムイノミ(神への儀式)
カムイノミ          
 アイヌの人たちの伝統的な生活は、特に明治になって開拓のために多くの和人が北海道に入植することによって大きく変わっていきました。 動植物を取っていた土地は取り上げられ、シカやサケも捕獲することを禁じられました。
 こうして、イオルも、そしてコタンもしだいに失われていきました。

 時代は移り変わり、平成9(1997)年にアイヌ文化振興法が制定され、現在、アイヌ文化の伝承や保存、振興活動などが活発におこなわれるようになっています。そして、アイヌ文化の伝承活動には、かつてアイヌの人たちが伝統的な暮らしを営んでいたころのような自然資源を利用できる場所、つまりイオルが必要であるという考えから国の事業としてイオルの再生計画が進められています。
 十勝も上士幌町上音更地区を候補地にして誘致活動を進めています。

ポロリムセ(輪舞)
帯広カムイトウウポポ保存会による古式舞踏の公演      

復元したチセ(家)
上士幌町に復元されたチセ(家)      

イオルはどこにつくるの?
 白老、十勝、釧路、旭川、札幌、静内、平取の7地域がイオル再生の候補地となり、平成14(2002)年には、白老が中核イオル(中心的な役割をする場所)に指定され、現在、整備が進められています。また、平成20(2008)年からは、平取町の整備が始まりました。
 十勝としては、以前から「ミニイオル」的な活動が進められてきた上士幌町上音更地区の約12ヘクタールを候補地としています。

上士幌
上士幌町上音更地区      

十勝ではどんなイオルを考えているの?
サケ
カムイチェプ(サケ)  
 十勝では、アイヌ文化の伝承活動を続けていくための基盤づくりが最も重要と考えています。そこで、指導者や伝承者などの人材の育成、そして、自然資源を採取するための場所を整備していくことが大きな目標となっています。  また、帯広百年記念館の「リウカ」をはじめとする十勝管内の博物館施設、それにアイヌ文化の伝承活動をおこなっている団体などと連携し、十勝という大きな地域の中でさまざまなネットワークを広げながら各地域の伝承活動につなげていきたいと考えています。

札内川
札内川と日高山脈      

                                   

アイヌの伝統的生活空間「イオル」の再生について、十勝圏の詳しいプランは、 ここよりダウンロードできます。
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